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僕には嫌いな人がいない。
いや、「いなくなった」と言った方が正確である。
あなたは「嫌いな人」と聞いて誰かの顔が思い浮かびますか?
その人と話すとき、どんな態度をとってますか?
ぶっきらぼうだったり、素っ気なかったりしませんか?
嫌いな人にこそ態度には気を付けよ!
悪感情は悪感情を呼び、それは増大してあなたに悪影響を及ぼす。
僕には嫌いな人がいない
僕には嫌いな人がいない。
いや、「いなくなった」と言った方が正確である。
中学生のころ、同級生からひどい嫌がらせをされた。
僕は彼らが嫌いだった。
心の底から憎んだ。
彼らと同じ学校に通っていれば、どうしても彼らと会話しなきゃいけないときはあるわけで、そんなときは決まって顔が強張っていた。
早く話を終わらせたいから素っ気ない態度だった。
たまたま本屋で彼らを見かけたときがあった。
彼らはなんか声をかけてきたみたいだけど、絡まれるのが嫌だから無視して店を出た。
翌日、学校で彼らとすれ違いざまに「森、シネ」と言われた。
当時、僕は彼らのことが本当に嫌いだった。
だから、彼らに対する態度は友達のそれとは違った。
最後まで嫌がらせがなくなることはなかった。
まさに、悪感情が悪感情を呼び寄せ、負の連鎖に陥った典型です。
彼らが嫌がらせをする
↓
僕は彼らに良い態度を取らない
↓
嫌がらせが続く
↓
僕は決して友達のようには接しない
↓
嫌がらせ……
中学卒業までこれが続きました。
嫌いな人に対して悪感情を抱くのは人として仕方がないのかもしれない。
でも、態度に気を付ければそうそう悪いことも起こらない。
逆に嫌いな相手に嫌な態度をとっていると、
相手も自分のことを嫌いになるし、
嫌味を言ったり嫌がらせに発展したりもする。
自分の身を守るために、嫌いな人にも友達と同じように接するのです。
誰だって素っ気ない態度されたらいやです。
だから、嫌いな人にこそ態度に気を付けましょう。
ちなみに僕には嫌いな人がいなくなったってさっき言いましたよね!
……いや、別に彼らは今も元気だよ、たぶん。
「いなくなった」って遠くへ行ったとかそういう意味じゃなくて、
「僕が嫌いじゃなくなった」って意味です。
まぁ、別に好きになったわけでもないんですが(笑)
あの~、許すことにしたんです。
いろんなことを許すことにしたのね。
嫌なことがあったり、「くっそ~!」って思うこともあるけれど、
そういうのを許すんですよ。
で、過去を振り返ったときに中学のころ結構酷いことされてて、
当時は相当憎んで「一生この恨みは忘れねぇ!」とか思ってたんだけど、
許すことにしたの。
そしたら、だいぶ楽になったよ。
彼らと顔を合わせても嫌な気分になることはないし、
昔みたいに素っ気ない態度じゃなく普通に接することができます。
「許す」ってのは難しいんだけど、これができれば価値観も変わるし人生の質も上がるよ。
とは言っても、僕もまだまだ完璧じゃないけどね(笑)
本当に難しいよ。
でも、やる価値はある!
嫌いな人にこそ普通に接するのさ
嫌いな人と顔を合わせたら無意識にしかめっ面になったり、
素っ気ない態度になってしまったりするでしょう。
そういった態度はやっぱり相手も気持ちよくないです。
「嫌いなら嫌いとはっきり言ってほしい!」って思ってますよ、きっと。
まぁ、面と向かって「あんたのこと、嫌いなんだよね」って言える人はいないでしょう。
だから態度に出ちゃう。
あなたの持ってる悪感情が態度に表れちゃうの。
そんな態度って相手もわかるんです。
だから相手もあなたに対して悪感情を抱く。
負の連鎖ですよ。
逆に、好意的な人であれば相手も嫌な気分にはなりません。
嫌いな人に会っても、いつものように笑顔で接しましょう。
素っ気ない態度を取らず、共感してあげましょう。
すると、相手も嫌な気分にはならないし、自分だって不必要に機嫌悪くなることもないよ。
いきなりやるのは難しいけれど、
「嫌いな人に会ったときこそ態度に気を付ける」ってことだけ覚えてればOK!
もし、素っ気ない態度をとっちゃったら、
「次、気を付ければいいよ。ちゃんと反省できてえらいね」って自分をほめてあげましょう。
嫌いな相手にこそ、態度に気を付けましょう!